夜叉姫カワイイ!!
阿修羅かっこいい!!
風神渋い!!
ボスは皆強いんだけど、
後半に行くにしたがって、どんどん(中)ボスキャラに個性が出てきて、台詞も長くなります。
個性や主張も独自のものがあり、言っていることもいちいち筋が通っています。
桃太郎と接するうちに、「勇気」「友情」「愛」というものが彼らを『汚染』していき、主張が変わっていきます。
そして、遂には「地獄王に直接掛け合ってみる」という人(オニ)も現れる始末...。
この世に蔓延っている(はびこっている)『悪』と『善』とはなんぞや?
子供たちのヒーローは「絶対的な"善"」なのか?
それに敵対するものたちは、必ずしも「悪」なのか?
まぁ、そこまで考えずとも、「いろいろな考え方があるんだね」くらいに受け取れれば、
また違った「桃太郎伝説」の世界が見えてくると思います。
だから!!
面白いんだってば!!
つまらないギャグゲームだと思ったら大間違いよ!
ぢつわ結構奥が深いっす。
最近プレイしています。
んでね、これがまた面白いんですよ!!
さくさく進む。
というと、ボリュームが気になるかもしれませんが、心配ご無用。
現在4時間ほどプレイしましたが、まだパーティメンバーが揃っていません。
このゲームの良いところは、とにかく「みんな仲良く!!」
というところだと思います。
村々が鬼によって恐怖支配されているところに、主人公である「桃太郎」がそれを開放しに行く、
そして、その村を支配している「ボスオニ」を倒す(懲らしめる)と、その村には平和が戻ります。
ここで、他のゲームと一線を画すところが有ります。
他のゲームであれば、主人公側の『喜び』は、敵対する側の『絶望』なわけですが、
桃伝では違います。
村を恐怖支配しているボスオニを倒すと、その部下の鬼たちは村人と仲良くなっちゃいます。
「これからは、この村の平和を私たちが守っていきます」だって!!
感動しちゃったよ!!
偽善だろうが何だろうが、ゲームの中くらいいいじゃない。
でも、オープニングで地獄王が言っている言葉にも考えさせられちゃうんですよねぇ。
「愛など、悲しみや苦しみを生むだけの邪魔なものだ!」
「友情など、弱い人間どもが暮らすための屁理屈に過ぎん」
「勇気など、力の無いものがすぐ口に出す、気休めの言葉でしかない!」
全体的に「おちゃらけ」「ギャグ満載」な雰囲気なんですが、
抑えるところはきちんと抑えていて、とてもとてもいい感じ。
浦島太郎が登場するシーンなんて、「かっこいい!」の一言。
先へ先へとすすみたいけど、クリアしてしまうのも寂しい......。
そんな気がします。
お勧めですよ。