村々が鬼によって恐怖支配されているところに、主人公である「桃太郎」がそれを開放しに行く、
そして、その村を支配している「ボスオニ」を倒す(懲らしめる)と、その村には平和が戻ります。
ここで、他のゲームと一線を画すところが有ります。
他のゲームであれば、主人公側の『喜び』は、敵対する側の『絶望』なわけですが、
桃伝では違います。
村を恐怖支配しているボスオニを倒すと、その部下の鬼たちは村人と仲良くなっちゃいます。
「これからは、この村の平和を私たちが守っていきます」だって!!
感動しちゃったよ!!
偽善だろうが何だろうが、ゲームの中くらいいいじゃない。
でも、オープニングで地獄王が言っている言葉にも考えさせられちゃうんですよねぇ。
「愛など、悲しみや苦しみを生むだけの邪魔なものだ!」
「友情など、弱い人間どもが暮らすための屁理屈に過ぎん」
「勇気など、力の無いものがすぐ口に出す、気休めの言葉でしかない!」
全体的に「おちゃらけ」「ギャグ満載」な雰囲気なんですが、
抑えるところはきちんと抑えていて、とてもとてもいい感じ。
浦島太郎が登場するシーンなんて、「かっこいい!」の一言。
先へ先へとすすみたいけど、クリアしてしまうのも寂しい......。
そんな気がします。
お勧めですよ。
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